ゆず湯で大活躍したゆずも少しの工夫で長持ちさせて
お正月料理に使う事もできます。
ゆずがあると風味香りがよくなり、
いつものお料理もグレードアップした感じに仕上がりますね。
一度では大量につかわないことも多く、
ついつい残りがちに。
今が旬のゆずを買い置きして長持ちさせる保存方法を紹介します。
ゆずの選び方
まずは新鮮なゆずの選ぶことから。
いい状態のゆずを選ぶとそれだけ長持ちします。
硬さ=ハリ
しっかりとした固さのあるものを選ぶ。
皮がぶよぶよして柔らかいものは中身がスカスカで、
香りも落ちている可能性があります。
ゆずは水分の多い果物ですので、
硬さがある=ハリがある
をポイントに選びましょう。
ヘタの切り口
ヘタの切り口が茶色くなっていないものが新鮮な証拠。
新鮮な物ほど香りが良いので、
香りを嗅いで確認することも大切です。
ゆずの表面
ゆずの表面はツルッとしたものではなくて
少しでこぼこしているものがいいとされています。
皮に傷がついてるものがありますが
多少の傷は気にしなくても大丈夫。
多少の傷ならば、ゆずの果肉まで
影響を及ぼすことはありません。
ゆずの保存方法
生のまま保存する場合
すぐに使う予定がある場合は新聞紙に包みましょう。
水分の蒸発を防ぐためです。
新聞紙に包まずに置いておくと水分が蒸発して
乾燥してしまいゆずのハリがなくなってしまいます。
冬場の冷えた場所であれば常温保存で大丈夫ですが、
暖房器具で暖かい部屋の場合や気温が高くなる季節は
冷蔵庫に入れて保存する方がいいです。
保存期間は一週間くらい。
それ以上の常温保存になると香りが落ちてきますので
早めに使い切りましょう。
冷凍して保存する場合
皮をむいて長期保存
皮をそぐ前にぬるま湯でよく洗いましょう。
皮をそぐ時も細かくそがず、大きめにそぐとより香りを
残すことができます。
そぐ方向はたて方向に。
よこ方向にそいでしまうと柚子の組織がつぶれ香りが
弱くなってしまうためです。
ゆずの皮を削いだら、空気に触れて酸化しないように
なるべく早くラップに包んで冷凍保存しましょう。
皮を刻むのは使う直前であり、冷凍前は刻みません。
使う直前に黄色の皮の部分刻んで、お好みで
刻み柚子をかけてください。
残った果肉も冷凍
皮を削いで残った果肉も保存できます。
ゆずの皮の白い部分を少し残しておきます。
1個ずつラップで包んでジップロックに入れて冷凍します。
果肉は使う前に自然解凍させてから絞ります。
鍋や酢の物などの香りづけとして使うのがおすすめです。
そのまま丸ごと冷凍する方法
皮を剥くのが面倒な時はまるごと冷凍庫に入れます。
よく洗った柚子を丸ごとジップロックに入れて
冷凍保存するだけです。
空気は出来るだけ抜いてぴったり密着させておきましょう。
凍ったまま使う量だけ皮を包丁で切ります。
擦り下ろし器でガリガリするのも楽チンですよ。
レンジで解凍すると香りが損なわれるので
自然解凍しましょう。
乾燥させて保存する
ぬるま湯でしっかりと洗って皮を剥き、
白い部分は包丁でそぎ落とします。
皮の部分は大きくカットします。
ザルや網に皮を広げて天日干しするか
野菜乾燥機がある場合は
そちらを使って乾燥させます。
皮がカラカラになれば完成です。
乾燥柚子の使い方
細切りにしてジップロックで保存してから
漬物の香りづけ、紅茶に入れる(レモンの代わり)
ヨーグルトに混ぜる等の使い方がありますし、
手作りパンを作っている方はドライフルーツを入れるように
ゆずピールを入れて作るとおいしくできますよ。
個人的にゆずピール&チョコの組み合わせは
サイコーだと思っております。
粉状にして小さい瓶に保存すれば
一味・七味に入れると柚子風味の薬味になります。
塩ゆずにして保存する
使用する密封容器を必ず煮沸消毒しておきます。
ゆずの表面の水分を拭き取りスライスします。
瓶に塩とゆずを交互に入れて時間を置くだけです。
ゆずの重量に対して10%~20%の粗塩を使いますが、
お好みの塩の分量に調整してみてください。
瓶の中にゆずと塩を入れたら、ふたをしてよく振ります。
1日1回瓶を振って混ぜましょう。
1週間程度で完成です。
毎日瓶を振り続ければ、2ヶ月から3ヶ月は使うことができます。
鍋のおともに使ったり、炒め物の味付けに加える。
焼き魚に添える大根おろしに混ぜる。納豆に混ぜる。
パスタに絡める。和風だしに溶いてゆず風味だしにする。
などなどたくさんの使い道があります!
フードプロセッサーをお持ちの方は
塩ゆずをペースト状するとさらに使いやすいですよ。
柚子の保存方法のまとめ
どうしても余りがちな柚子ですが、
上手に保存して活用すると普段より
ランクアップしたお料理になりますね♪
柚子がおいしい季節に色々と活用してくださいね。