お習字の授業が始めると必ず出会う
墨汁汚れ!
墨汁はカーボンとニカワでできていて、
カーボンはとても細かく小さな粒子、
ニカワも固まるとい性質を持っていて
繊維の奥深くまで染み込みそして固まる
という厄介がタッグを組み
落としにくいんですよね。
そうそう新しい服を買い替えるわけにもいかず、
なんとか落とせないものかと色々な方法が
ありましたので試してみてくださいね。
墨汁の落とし方 衣服編
●マジックリンと石鹸
①マジックリンと石鹸をこすりつける
②水で流水で流す
①と②の作業を繰り返し何度か行います。
③ある程度のシミが取れたら、洗濯機で洗濯します。
●歯ブラシと歯みがき粉
①墨のついた服を湿らせ、軽くもみ洗いをします。
②歯ブラシに歯みがき粉をつけて、シミの部分をたたくようにします。
①と②の作業を繰り返し何度か行います。
③ある程度のシミが取れたら、洗濯機で洗濯します。
歯磨き粉は墨がついてすぐだと多少の効果はあります。
歯磨き粉には研磨剤が多く含まれているため、
服の生地を傷めてしまう場合がありますので注意して下さい。
綿やポリエステルで作られた洋服の場合に有効です。
●ごはん粒と洗剤
書道の世界では知られている事らしいですが、
ごはん粒で墨汁を落とせるなんて話もあります。
でんぷんが含まれており、 墨の粒子を吸い出して
くれるという仕組みになっています。
①ごはん粒と中性洗剤を混ぜてのり状に練る。
②シミの部分に塗って、ヘラなどでこそぎ落とす。
③水洗いして洗濯する。
これと同じ原理なのが
●チューブ入りの糊を使う
懐かしのデンプン糊ってヤツですね。
①乾いた墨汁がついた部分に
チューブ入りの糊をつけよくもみ込みます。
②中性洗剤をつけてさらにもみ洗いし、水で流します。
①と②の作業を繰り返し何度か行います。
③ある程度のシミが取れたら、洗濯機で洗濯します。
ごはん粒を練る手間が省ける、早めに対処できる
文具コーナーで簡単に手に入るため便利ですね。
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●キッチンハイター
①墨汁がついた部分をキッチンハイターでつけおき。
②30分くらい放置してからお湯で流す。
色柄の洋服にこの方法をすると、墨汁だけじゃなく
洋服自体の色素まで抜けてしまいますので、
白い生地の場合のみにお使いください。
●「スミノン」を使う
書道用品メーカーから出てる墨を落とす専用のシミ抜き剤です。
使い方は乾いた墨汁がついた部分にスミノンをつけてもみ洗いして、
つまみように洗っていつも通り洗濯するだけです。
墨以外にも血液や口紅汚れも落とすことができ、
小さいサイズは携帯にも便利なので
お子様のお習字セットの中に入れておくのもいいですね。
20ml 380円
80ml 1000円
対策方法
ポリエステルやウールは比較的
墨汁の染み抜きをしやすい素材です。
可能であれば習字の授業では
ポリエステルやウール素材で、
染みが目立たない黒色の服を
着せるようにするのも一つの対策です。
時間が経つほど落ちにくくなってしまうので
早めの対処として
「スミノン」を携帯させておく。
または「チューブ糊」を持たせておいて
汚れたらその場で糊をつけてもらって
そのまま放置、カピカピに乾かして
家で洗濯する方法が楽だと思います。