ゆずの香りって癒されますよね。
日本料理には欠かせないですし、
日本人にとって古くから馴染みのある香りですね。
冬至の日には柚子湯に入る習慣も古くから伝わっています。
このゆず湯についてまとめてみました。
今年の冬至の日にゆず湯に入ってみてはいかがですか。
冬至ゆず湯の由来
太陽黄経が270度のときを冬至としているそうです。
毎年だいたい12月21日か22日ごろです。
2018年 12月22日
2019年 12月22日
2020年は12月21日
2021年からはまた12月22日になっています。
冬至の日を求める数式も出てたのでヒマつぶしにどうぞ。 (もはや、どーでもいい計算ですね。次に進みましょう)
「INT」は{ }内の数値の小数点以下を切り捨てる。
冬至は1年で最も日照時間が短い日です。
中国や日本ではその後から昼が長くなることから
「一陽来復(いちようらいふく)」といって
運気が上がると考えられてきました。
大地のエネルギーが再生に向かう兆しを見せ始める節目が
冬至なのです。
ゆず湯に入るのは
その運気を呼び込むために身体を清め、
ゆずには邪気を払うと言われていたためです。
冬至とうじ→湯治ゆじ
柚子ゆず→融通ゆうずう がきく
と日本語ならではの【脚韻】と【頭韻】で言葉遊びが
されていて、柚子湯が広まったとも言われています。
ゆず湯作り方や効能
ゆず湯の作り方
お風呂にまるごと浮かべる
柚子をそのまま浴槽に浮かべるだけで簡単に柚子湯を楽しめます。
1~2個では香りを感じられない場合は
ゆずの皮に切り込みを入れたり、削ったりすると香りが広がります。
カットして使う場合
輪切りや半分に、またはくし切りにお好みでどうぞ。
その際、果肉や種が出てきますので、
追い焚き機能を使う場合や、
お風呂のお湯を汚さないためにも、
100均で売っている台所排水口ネットに入れて
ネット口を軽くしばって
お風呂に浮かべる方がいいですね。
あとあとのお風呂掃除も楽になります。
ゆず湯の効能
ゆずの香りはアロマテラピーの観点からも色々な効能があります。
心の効能
怒りやイライラした感情を落ち着かせてくれます。
シトラスの香りは、希望やポジティブな考えを与えてくれます。
体への効能
血行促進作用があり冷え症の改善になります。
疲労回復にも効果的なため、
柚子湯は疲れをとり元気を取り戻すのに最適です。
免疫活性や自律神経のバランスを整えたりもしてくれます。
ゆず湯で気をつけること
ゆずはもちろん柑橘系(レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ライムなど)
にはリモネンという成分が含まれています。
抗菌作用、免疫力の強化、リラックス効果、快眠促進効果がある一方で
「皮膚刺激」と「光毒性」に注意が必要です。
柚子に害なんてあるの?って意外に思いますが、
気をつけなければいけないのです。
「皮ふ刺激」について
このリモネンが「皮ふ刺激」となって
お風呂上りに肌が弱い方や敏感な方の場合
ピリピリとして痛い感じがしたり、
かゆいという症状がでるかもしれません。
肌の弱い方はお風呂に直接ゆずを浮かべずに
洗面器などに浮かべて香りだけ楽しむ方がいいです。
お風呂の蒸気で香りが楽しめ、それだけでアロマテラピーの
効果があります。
「光毒性」について
リモネンが肌についた状態で紫外線を浴びると
メラニン色素が過剰に作られ色素沈着や
炎症などが起きることがありますので、
ゆず湯はこれから紫外線を浴びてしまうだろう朝
ではなく紫外線を浴びない夜に入るようにしましょう。
ゆず湯についてのまとめ
1年で1番夜が長い時間の日、冬至。
夜長にゆったり
ゆず湯を使って(浸かって)
これから生命が芽吹く日々に向けての
パワーを取り入れましょう。