江戸時代から続く蔵や伝統的な建物が残る
「四間道」(しけみち)と
「円頓寺(えんどうじ)商店街」
「円頓寺本町商店街」は
市内で最も歴史ある商店街で
夏の七夕祭りや秋のパリ祭でも賑わうそうです。
あいちトリエンナーレでは古い街並みや
アーケード内に作品が点在して展示してあり
円頓寺デイリーライブも行われています。
こちらの会場のテーマは
地方創生のキーワードで語られる
「よそ者・若者・ばか者」を受け入れる。
です。
円頓寺・四間道エリアの見どころや
所要時間、シャトルバスや
便利だったものを紹介します。
「四間道」(しけみち)
「円頓寺(えんどうじ)商店街」
「円頓寺本町商店街」会場
四間道・円頓寺本町商店街・円頓寺商店街
会場の会期・開館時間・休館日
会期:
2019年8月1日(木)~10月14日(月・祝)
開館時間:
12:00~20:00
金曜日は21:00まで
(入館は閉館の15分前まで)
休館日:月曜日(祝日は除く)
円頓寺デイリーライブ
日替わりで出演してくれるアーティストが
変わる音楽ライブ
開催期間:
8/1~10/11の
木曜日から日曜日開催
8/31はデイリーライブなし
※詳細はイベントカレンダー参照
開催時間:19:00~20:00
開催会場:円頓寺駐車場
料 金:無料
円頓寺デイリーライブを締めくくるイベント
「なごの音楽祭」
開催会場:まちなか農園えんどうじ
開 催 日:10/12
開催時間:12:00~20:00
円頓寺デイリーライブと場所が変わりますので
ご注意を。
四間道・円頓寺本町商店街・円頓寺商店街エリア
アクセス
所在地:名古屋市西区那古野1丁目及び2丁目一帯
地 図:
名古屋駅から徒歩約15分
地下鉄:
桜通線「国際センター」駅下車 徒歩約5分
桜通線・鶴舞線「丸の内」駅下車 徒歩約5分
四間道・円頓寺本町商店街・円頓寺商店街
見どころ
「四間道」(しけみち)エリア
伊藤家住宅
江戸時代には、尾張藩の御用商人を務めた伊藤家、
商家の屋敷の典型例として
貴重な遺構となっているところで
トリエンナーレの作品展示がされています。
この強面の警備員のおじさま、
伊藤家住宅前にたどり着くと
四間道や伊藤家の歴史や説明をしてくださって
実は地元愛が溢れるフレンドリーな方でした♪
なごのアジール
「Chilla: 40 Days Drumming ユザーン
なごのアジール付近を歩いているとリズミカルな音が。
あいちトリエンナーレ開幕から毎日10時間、
40日間の演奏修行を続けるユザーンです。
ひたすらインドの太鼓・タブラを叩き続けていました。
中は撮影禁止なので、
ユザーン会場の入り口を。
円頓寺(えんどうじ)商店街エリア
ふれあい館えんどうじ
円頓寺商店街の四間道よりのところにあり
チケット購入、案内所、オリジナルグッズを
買うことができます。
Living Coral アイシェ・エルクメン
アーケードにかかっている無数のロープ。
「円頓寺七夕まつり」で飾りを吊るすための
ロープですが、
作家のアイシェ・エルクメンよって
トリエンナーレ限定カラーのサンゴ色に
なってるんですって。
長久山圓頓寺
円頓寺という地名の由来である長久山圓頓寺
金刀比羅神社
名古屋弁おみくじがあります。
このおみくじ、
商店街の人達が名古屋弁に翻訳、
消しゴムはんこで捺し、
手折りして作っているそう!
扉を開けておみくじを頂くのですが、
夕方に行ったら扉が閉まっていて
買えませんでした。
名古屋弁おみくじ引きたい方は
早めの時間に金刀比羅神社に向かってください。
円頓寺駐車場
「情の時代」がテーマの壁画があります。
「MISSING PIECE」鷲尾友公
ここで円頓寺デイリーライブも行われます。
昔ながらの商店街の看板。
円頓寺駐車場向かいの呉服屋さん
こちらの看板も変わってる!
写真を撮っていたら、
ちょうどお店のおかみさんが出てきて
手を振ってくれました♪
商店街ってあったかいわぁ~♥
「声枯れるまで」キュンチョメ
自分の名前を変えた人たちのインタビューが
かの有名な「人をダメにするクッション」に
寝転びながら、観ることができます。
ジェンダーの葛藤、家族の反応、
心境の変化など苦悩を語りますが
テレビ番組のように堅苦しい感じではないので
カフェで横に座っていた人が話しているような
距離感が近い感じで観ることができました。
円頓寺商店街は飲食店も多いです。
スペイン食堂「BAR DUFI」
イタリアンバル「アランチャ」
他にもベトナム料理のお店、鴨料理のお店
焼き鳥に鉄板焼きなど点在してますよ。
市道江川線を境に「円頓寺商店街」と
「円頓寺本町通商店街」に分かれています。
ちょうど商店街の境目になる江川線の
交差点には
三英傑と水戸黄門の像も。
痛々しいお姿のお館さま・・・。
円頓寺本町商店街エリア
「輝けるこども」弓指寛治
学生時代の文化祭のような会場。
元気そうな子供の絵があるな。くらいにしか
思ってなかったのですが、
足を進めると・・・
”事故の犠牲になった子達”
と壁に書かれていました。
交通事故の被害者・加害者両方について
取材し、作品化されています。
順路に進んでいくと
切なく、つらく、悲しくなってきます。
自動車生産が盛んな愛知県は交通事故
死亡事故者数ワースト1の県なんです。
どんより暗い気持ちになってしまいました。
2階の会場に上がると・・・
「Synchronized Cherry Blossom」毒山凡太朗
名古屋の名物 和菓子のういろうを、
花びら型に成型し、
満開の桜を表現しています。
先の交通事故の作品を見て
気持ちがどよーんとしてた中、
満開の夜桜が突然現れたので、
心も静かになれました。
円頓寺商店街より古い感じの
円頓寺本町商店街エリア
商店街には、珍しいタイプの
サトちゃんもいました!
シャトルバス
愛知芸術文化センター会場からは
シャトルバスが運行されています。
愛知芸術文化センター会場
⇕ 約10分
四間道・円頓寺会場
乗り場:ファミリーマート円頓寺店すぐ横
シャトルバスは1時間に2本で
00分と30分の発車。
ハイエースだと8人、
水素エンジン車「ミライ」だと
フツーの乗用車なので3人しか乗れず、
定員オーバーになることもあるんです。
パープルのTシャツを着た
ガイドさんがいらっしゃいますので、
予約もできるので
確実にシャトルバスに乗りたい方は
予約しておくのがおすすめです。
四間道・円頓寺本町商店街・円頓寺商店街エリア
の所要時間
かなり長い商店街と横道にそれて
展示してある会場もあるので
ちょこちょこと歩き、
移動にも時間がかかります。
駆け足見て、2時間くらいでしたが、
見逃していた会場もあったので
全部くまなく見て回るのに、
3時間はかかりそうな会場でした。
ガイドブック
「四間道」「円頓寺本町商店街」「円頓寺商店街」の
ところどころにガイドさんや
ガイドブックを置いてあるコーナーがあります。
この「縁側妄想会議編集室」作成のガイドブックは
点在する会場の位置の他に寺社、
ごはんやさん、カフェ、バーの場所も
紹介してありとても便利でしたよ!
トリエンナーレのチケットを提示すると
協力店舗で受けられるサービスもあります。
四間道・円頓寺本町商店街・円頓寺商店街エリアを
くまなくさらに楽しむために
こちらのガイドブック必須ですよ☆
まとめ
四間道・円頓寺会場は、
主張がわかりやすい分、刺激的な作品が
多い場所でしたが、
「よそ者・若者・ばか者」を受け入れる。
というテーマの通り、
商店街の方達もフレンドリーで
受け入れてもらえる感じがしましたよ!
展示は20:00(金曜日は21:00)までですが、
バーやカフェはそれ以降も営業しているので
作品を見終わってから、気になったお店で
食事や休憩するというコースもいいですね。