固くなった鏡餅に普通のお餅 割り方・切り方・おいしい戻し方・保存方法

鏡餅は歳神様にお供えしたもので神様が宿ったもの、
それに刃物を使うのは失礼という思いと
鏡開きは武家からの風習で「切る」「割る」は
切腹を連想させるので、一般的に鏡餅には刃物を入れない
と言う決まりがあります。
では、カチコチに固くなったお餅、どうしましょう?
固くなった鏡餅の割り方、普通のお餅の切り方やおいしく戻す方法
を紹介します。

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固くなった鏡餅割り方

縁起を大切にする一般的な鏡餅の割り方

1:固くなった鏡餅を半日ほど水に漬けておきます。

2:半日後に電子レンジで約5分加熱すると手でちぎれる位の硬さになります。
(加熱する時間はお餅の大きさやレンジのワット数にもよりますので、
餅を触ったりして途中で様子を見ながら加熱時間を調整してください。)

3:しばらく風通しのよい涼しい場所で鏡餅を乾燥させ、
ひび割れてきた段階で木槌や金槌で叩くと簡単に割ることができます。

縁起を気にしない人はこちら

縁起を気にせず、お餅を「割る」のではなく「切る」方法です。
こちらは鏡餅以外の普通のお餅の時にいつでも活用できます。

電子レンジを使って鏡餅を切る方法
1:少し水分が多く残るくらい弱めに絞った濡れタオルに
鏡餅を包んで10分ほど置きます。

2:その後、タオルを取って鏡餅を耐熱皿に乗せ、
電子レンジに入れて加熱します。

3:完全に柔らかくなってしまうと切れなくなってしまうので、
10秒~20秒間隔で鏡餅の様子を見ながら加熱してください。
触ってみて多少柔らかく感じるようになったら、一度包丁を入れてみます。
まだ硬く、お餅の中まで刃が通らない場合はもう少し加熱してみてください。

4:包丁が入れやすい柔らかさになったら、電子レンジから取り出し、
速やかに包丁で小分けにします。

電子レンジを使わずに鏡餅を切る方法
電子レンジを使わずに大根を使って切る方法もあります。
周知の事実ですが、
大根を包丁代わりにしても餅は切れません・・・。

大根を切った包丁で鏡餅を切ると幾分か切りやすくなるのです。
大根にはアミラーゼという酵素が含まれいて、
このアミラーゼという酵素はデンプンを分解する性質を持っているため、
大根汁で固くなったお餅に包丁が入りやすくなるんです。
そうやって切れ込みを入れていってください。

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固くなった餅を柔らかくおいしく戻す方法

ある程度の大きさに切ったお餅をお水につけ、
そのまま放置。
お餅をつけている間は一日ごとにお水を代え、
触ると表面がやらかくなるくらいまでお餅を漬ける。
こちらが古来からのスタンダードな方法ですが、
空調設備が整った現代の部屋で
お水につけて長期間置きっぱなしは
雑菌が繁殖しやすい環境になるのであまりおすすめでは
ありません。
なによりもすぐに食べたいですよね。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

鍋を使う方法

1:お鍋に水を入れ、そこにお餅を入れます。
柔らかくなったお餅がなべ底にくっつくので、
昆布を入れた上に、お餅をのせる。

2:お鍋を火にかける。
火にかける時間は、お餅の様子を見ながら調整してください。
ぐらぐら煮立ってしまうと、お餅がドロドロに溶けてしまうので、
注意してください。
ある程度お餅が柔らかくなったら火を止めてOKです。
余熱でも柔らかくなります。

レンジでチン方法

1:お餅の表面を水で洗い流す。
お餅の表面についている粉を取るのと、レンジで乾燥し過ぎ防止のため

2:お餅をのせるお皿にラップを敷く。
お餅が容器にベッタリくっついて、洗うのは大変になるので、
先にラップを敷くとあとあと楽です。

3:電子レンジで加熱します。
ワット数やお餅の大きさによって変わってきますので、
様子を見ながら加熱してください。
温め過ぎるとお餅が溶けて液状化するので注意!

番外編:揚げる方法

お餅を柔らかくせず、固いままの状態なので番外編とします。

1:カチコチのお餅を細かく一口大ほどの大きさにする。

2:160度程度低温でじっくり揚げる。

3:お好みで塩やしょうゆ、砂糖、きなこ、シナモンシュガーを
ふりかけてどうぞ。
島ラー油やマヨネーズなんぞかけたら、旨いだろうなぁ。
一気にカロリーアップ、正月太り確定です・・・。

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保存方法

食べやすい大きさに切ったお餅を個別にひとつひとつラップに包みます。
それからフリーザーバッグに入れて空気を抜きます。
なるべく空気が入らないようにぴったりと包むとお餅が痛みにくくなります。
数日以内に食べる予定なら冷蔵庫に保存で大丈夫です。

すぐ食べる予定がない場合、多量のお餅の保存の場合は冷凍庫に保存しましょう。
数ヶ月〜半年もの長期がききますが長期間冷凍庫にいれていると
冷凍ヤケしてしまい、風味も落ちてくるので、なるべく早めに食べるように
しましょう。

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