旅先や美術館のミュージアムショップで見かけて
ついつい記念に買ってしまう一筆箋。
最近は本当に素敵なものがたくさん販売されていて
目移りしちゃいます!
手紙を書くなんて億劫なんて人も一筆箋なら
気軽に使えるからぜひぜひ一筆書いてみて!
一筆箋とは
「一筆箋」の歴史は意外に浅く
一般的に使われるようになったのは戦後のこと。
“一筆”とはそもそも、短い文章を指す言葉です。
正式な手紙とは異なるので、
あらたまったお礼状やお詫び状には向きませんが
そのぶんマナーにとらわれることなく
自由に楽しめます。
メールやラインが当たり前になった今、
「手書き」であるというだけで価値があり、
相手を想う“気持ち”を一層伝えるツールなのです!
縦書きタイプ
「手紙は縦書き」という年配の方もいらっしゃいますので、
送る方を選ばないオーソドックスなタイプです。
横書きタイプ
ノートやメール、手帳といったものはほぼ横書きですよね。
普段からの延長として使いやすいスタンダードタイプ。
縦横兼用タイプ
縦書きとしても横書きとしても使えるオールマイティータイプ
一冊で送る相手やシーンで使い分けできるので便利。
柄ありタイプ
ついつい手に取ってしまう魔性を秘めたタイプですね。
送る時期、送る人、シュチュエーションで選ぶのが
楽しいですね。
使いたいがために手紙を送る本末転倒型になっても
わざわざ手紙を書いてくれたと相手も喜んでくれるので
終わりよければすべてよし。
一筆箋ルール
ルールと言ってもユルいですので、構えないでね。
一筆箋では「拝啓」「敬具」は不要。
調べなきゃいけないような時候の挨拶も不要。
書き出しの文頭も1字下げなくてよし。
「手紙」にはこんなルールがあるから
絶滅危惧種になっちゃうんだ!
一筆箋、手軽でいいですね~!
ルール1 宛名はフルネームで
ビジネスの場であれば、社名とフルネームを記すのが
ビジネスマナーの基本。
気心が知れた相手なら、日ごろの呼び名でも大丈夫です。
ルール2 軽い挨拶を含む3文で。
いきなり用件に入ると無粋なので、
「あいさつ」→「用件」→「結び」の3文構成が基本
ついつい「いつもお世話になっております」
と書いてしまいそうになるあ・な・た!
せっかく書くのにもったいない!
書き出しを普段と少し変えて
★相手を気づかったり言葉にする
★季節を感じさせたりするフレーズにする
相手に対する気持ちがさらにしっかりと伝わりますよ!
書き出しフレーズ例
・いかがお過ごしですか。
・いつもありがとうございます。
・ご無沙汰しております。
・お変わりありませんか。
・季節はすっかり春めいてきましたね。
・日傘が手放せない季節になりました。
・すっかりと日暮れが早くなりましたね。
・街を歩けばクリスマスソングが流れています。
結びのフレーズ例
・ご自愛ください。
・お身体を大事にしてください。
・また会えるのを楽しみにしています。
・●●さんもお元気で。
・お互い元気に過ごしましょう。
・ぜひまたご一緒しましょう。
相手の身体を思いやる言葉や、感謝の言葉や
次回もまた会いたいといった言葉で〆るのが
よいです。
ルール3 最終的に封筒に入れると丁寧
目上の人に渡す場合は、一筆箋を折らずに
封筒に入れるときちんとした印象。
書類にクリップで留め、大判の封筒に添えても
同様の意味になります。
一筆箋が2枚以上になる場合は
もう大作レベルなので、便箋で書くのがおススメです。
一筆箋活用方法文例いろいろ
私はよくこんな使い方をします。
・贈り物に添える。
あ!オークションで買ってくれた人に添えたりも。
・頂き物をもらった際のお礼状として送る。
・ご一緒にして楽しかった事を伝える。
・ご無沙汰している方にまた会いたいですね。と一言。
・サービスがよかったお店への感謝を伝える。
(駄々こねて取り寄せしてもらった場合の時とかね。)
文 例
この度は落札、スムーズなお取引ありがとうございました。
気に入って頂けましたら、幸いです。
こんにちは。すっかり春めいてきましたね。
今度一緒にお花見にいきませんか。
また会える日を楽しみにしています。
いかがお過ごしですか。
私たちは元気にやっております。
先日旅行に行った時のお土産です。
みなさんで召し上がって下さい。
これからまだまだ寒くなりますが、
みなさん元気で過ごしてくださいね。
住所は知らない、メールやSNSだけの
おつきあいの方にも送るんです!
どうやって!?
一筆箋で書いたものをスキャンするか、スマホで撮り
画像として添付するんです。
メール本文に
「本日は趣を変えてみました。添付参照ください。」
と一言だけ。
メールだと思いきや、添付を表示させると、手書きの文が
表示されるってかなりインパクトがあり、メールでありながら
手紙のあたたかさを伝えることができますよ!
ひと手間かかりますが、とても印象的で相手の方に
喜んでもらえましたよ♪
一筆箋活用方法まとめ
手紙よりもルールの縛りがなく、さらっと書ける一筆箋。
日々のコミュニケーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。
付箋以上手紙未満の位置付けでありながらも、
手紙同等の価値として受け取ってもらえるツール、
利用しない手はありませんよ!
あなたのお手紙ライフの一歩となりましたら幸いです。