体がウイルスに感染すると、体は鼻水やたん、くしゃみで異物を排出し、
炎症によってウイルスと戦うためにのどは腫れ、発熱します。
これらが風邪の症状と呼ばれるものです。
風邪には休養と栄養が必要とわかっていても、
なかなか食べられないことも。
実際に先日風邪でダウンしていましたので、体験談を交えて
風邪を引いてしまったときの食欲がない時に食べたらいいものを紹介します。
どうしても喉が通らない時は
経口補水液・スポーツドリンク
喉が腫れて飲み込むのもつらい、発熱で節々が痛くて動きたくない。
そんなひどい時はまず、発熱で奪われた水分補給を第一に考えましょう。
汗で熱を発散させるためにも、体液に近い成分で水分が身体に吸収されやすい
「経口補水液」やスポーツドリンクなどを飲んでおきましょう。
ゼリー状で手軽にエネルギーが補給できる
「ウィダーinゼリー」などのゼリー飲料やパックに入っている形状だと
動きたくない、寝ていたい時に枕元に置いて目が覚めた時に飲めるので
ペットボトルよりも便利でした。
野菜ジュース・果汁100%ジュース
白血球の働きを強めてくれるビタミンC、
粘膜を丈夫にしてくれるビタミンAを摂取できます。
具合が悪くて食事から摂るのが難しければ、
野菜ジュース・果汁100%ジュースをいつもより
意識的に多めに飲むようにしてみては?
ペットボトルより割高になりますが、ストロー付きの紙パックのものが
枕元に置いて寝ながら飲めるので便利ですよ。
甘 酒
「飲む点滴」と言われている甘酒。
ブドウ糖で効率よく体内にエネルギー源を吸収でき、
アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれていりので、
風邪で体力を消費した体にぴったりです。。
酒かす甘酒は酒粕にアルコール分が含まれているので、
米のデンプンを麹菌によって糖分になった米麹甘酒を選ぶようにします。
番茶+梅干し
ノンカフェインの番茶に疲労回復効果があるクエン酸が豊富な梅干しで
体を温め、生姜湯より保温効果が強いとされていて
マクロビでも推奨されています。
熱がある時は大根おろしを加えるといいとされています。
大根おろしなんて無理だ~と思うかたは梅干しを舐めるだけでも
元気が回復します。
アイスクリーム
熱で体が火照っているときや、喉が腫れてものが
食べにくいときなどにおすすめです。
糖分が素早くエネルギーになってくれるほか、
原材料の卵や牛乳からタンパク質やビタミンを補給できます。
カロリー度外視でハーゲンダッツやレディボーデンのちょっと
贅沢したものを選ぶのもいいものです。
プリン・ゼリー・ヨーグルト
プリンやゼリーものどごしがよくて食欲がない時でも
食べやすいですね。
ヨーグルトは整腸作用もあってオススメです。
免疫細胞の70%は腸に存在するといわれており、
腸を元気にすることが免疫力向上につながります。
豆腐・たまご豆腐
甘くないプリンと思ってください。
たんぱく質が豊富で滑らかな口当たりの豆腐は、
喉が炎症している時でも食べやすいです。
レンジでチンして食べれる茶碗蒸しもおすすめです。
卵 酒
お酒1カップ、たまご1個、砂糖大さじ1杯を混ぜます。
なべで火にかけてアルコールを飛ばしたらできあがり!
お子様にはお酒の代わりに牛乳にしてミルクセーキ風味にしたら
飲みやすいですね。
少し食欲が出てきたとき
風邪の時はウイルスとの闘いにエネルギーを消費しているため、
体の負担にならず消化吸収がよいものを選ぶのが大切です。
選ぶ基準は
・やわらかい食品
・食物繊維が少ない食品
・加熱調理された料理
・脂肪分、砂糖、繊維質、カフェイン、刺激物などが少ないもの
を選ぶようにしましょう!
お粥
レトルトで温めるだけのものが出ているのでこちらを利用しましょう。
消化の良いメニューとして代表的ですが、お粥だけだと栄養が偏るので
梅粥やたまご粥を選ぶ、白粥に溶き卵を入れるなど工夫して
タンパク質も摂るようにしましょう。
なお、ゆで卵は消化が悪いので、たまごは半熟~溶き卵にしましょう。
うどん
うどんがあれば便利ですが、冷凍うどんも、鍋を使わずレンジでチンできる
ものも出ているので、買い置きがあれば寝込んだ時に便利です。
冷凍うどんの場合はうどんそのものにコシがあるものが多いので、
いつもより長めに茹でて、やわらかめにして食べるようにすると
風邪で弱った胃腸の負担軽減にもなります。
うどんものどごしよく食べやすいように、3~4cmに細かく刻んで
食べると傷んだ喉にも負担が少なく食べやすいですよ。
なお、インスタントのカップ麺は脂で揚げているため、
消化が悪いのでこちらは避けるようにしましょう。
一味や七味は胃腸の粘膜に刺激を与えるので、
本調子じゃない時はガマンです。
鍋焼きうどん
具合の悪い時に一から鍋焼きうどんを作るとなる大変ですが、
コンビニの物やスーパーで鍋焼きセットになっているものであれば
温めるだけなので、まだ本調子じゃないときでも簡単で手軽に栄養が摂れます。
色々な具材が入っているので回復傾向にあり、
食欲が出てきた時に、おススメです。
風邪引いた時のおすすめの食べ物まとめ
風邪をひいた時は
1に休養、
2に水分補給、
3に消化のよいもの、
4に栄養があるもの。
特に1番ひどい時は病院に行くために出歩くのさえツラいもの。
まずは水分をしっかり摂って、発熱による脱水を避けましょう。
私は2日半動けず経口補水液だけで過ごしましたが、
経口補水液だけでは栄養が足りず(当たり前ですね…)
ふらふらな状態に。
その後ヨーグルトやうどんで栄養を摂り始めたら
治りが早くなり動くこともできるようになりましたので、
なるべく早めに栄養のあるものを少しでも
摂取するようにしてください。
それでも、治りが悪い時はガマンせずにお医者様に掛ってくださいね。