ツラい花粉の季節。
室内に花粉を持ち込まないようにして
外出帰宅後できるだけ楽に過ごしたい方に、
お風呂で気軽にできる花粉症対策の紹介です。
もちろん、花粉症以外にも普段から鼻のムズムズで
悩んでいる方にもおすすめの入浴方法です。
お風呂で花粉症の症状が楽になるのは?
体・髪についた花粉を洗い流すことができる
外出で服や髪、顔に花粉が付着しています。
付着したままだと部屋の中にも
花粉などのアレルゲンを持ち込むことに。
外出で知らず知らずに付着している花粉を取り除くには
シャワーやお風呂が効果的です。
特に花粉症の症状がひどい日は帰宅したら
すぐに着替えてお風呂に入るようにします。
部屋や寝室にアレルゲンを持ち込こまないことに
よって、アレルギー症状を緩和できます。
お風呂の「湯気」で鼻・のどが楽になる
花粉症の鼻づまりは粘膜の充血によるものなので、
お風呂での血行促進、お風呂での湯気で鼻の通りがよくなります。
お風呂の湿度や湯気の中での呼吸で喉のイガイガにも効果的です。
気軽に継続できる
毎日入るお風呂で気軽にできるのは継続してできるということ。
気楽に実践できるのもうれしいですし、
副作用なども気にしなくていいのも魅力的。
花粉症対策以外にも入浴によって、
日中の疲れがとれリラックスできますね!
お風呂で花粉症対策のコツ
お風呂のお湯の温度
42℃以上の熱いお湯に浸かると、
アレルギー症状を悪化させる
体内の化学物質「ヒスタミン」が過剰に分泌され
アレルギー症状が悪化する可能性があります。
お風呂のお湯の温度は
40~41度までのぬるめのお湯に設定しましょう。
10~15分浸かります。
入浴中に蒸しタオル
お湯に浸かるだけでも血行が良くなり、
鼻腔内は温まり保湿されますが、
タオルをお湯に浸して絞り、「蒸しタオル」を作ります。
蒸しタオルを鼻にあてて呼吸をします。
鼻の中を蒸しタオルで保温・保湿することで
鼻の不快なアレルギー症状が楽になりますよ!
他にも蒸しタオルを目に当ておくと、目の充血かゆみ、
疲れ目も楽になりますので、ついでにどうぞ!
温冷交代浴で自律神経を整える
鼻炎の症状は自律神経と関係しているとも言われています。
温かいお湯に浸かる温熱効果
↓
血管拡張
冷たい水で交感神経が刺激
↓
筋肉・血管が収縮
血管拡張・収縮の繰り返しで血流が改善し、
手足の先の血管まで循環され血行がよくなり
自律神経を整えたり、炎症物質の減少をもたらす効果が
あると考えられています。
1:ぬるめのお湯に3分ほど肩まで浸かる
2:手や足にシャワーでぬるま湯(30℃くらい)を30秒かける。
3:3回ほど繰り返す。
サウナの隣に水風呂があるため
温冷交代浴というと冷水を掛けた方がいいのでは?
と思う方もいらっしゃいますが、
急激な温度差は急激な血圧上昇の原因になり、
心臓に負担をかけてしまうので、
温度差10度くらいのなまぬるい水程度の温度で
充分交感神経に効果があるようです。
高齢者や心疾患がある方、高血圧の方、脳卒中
にかかったことのある方は控えてください。
花粉症がお風呂で楽になる入浴方法のまとめ
髪、顔に花粉の付着の除去にはシャワーでも充分ですが、
お風呂に浸かる方が温まってより血行もよくなり、
蒸気で鼻や喉のいがいが、蒸しタオルで鼻水が出にくくなったり、
目の不快感も軽減されるので、ゆっくりとお風呂に浸かる方が
花粉症状が和らぎました。
温冷交代浴は1回、2回では実感できませんでしたが、
繰り返してやってみたら、気がついた時にあれ?楽になってるかも?
と思えました。
ぬるめの水を当てるだけ、
たまにめんどくさいと思う時は手だけしていた
ズボラですが、お風呂上りには症状が軽くなったので、
ぜひ試してみてくださいね。